心臓が凍てついたので、皆さんにもお裾分けします。
インターネット銀行から離島の銀行の先方口座に振り込みをしましました。土曜日の夜のこと。
その後、口座番号を間違えたか、確認しなければならないことになり、組み戻し請求をしました。
翌日日曜日午前中に振り込みをし直しました。
と、月曜日朝一で、先方から動揺した電話がきました。
【あなたの振り込みの組み戻しのために、判子を持って銀行に行かなきゃならない。なにをしたのだ】
そう、私が振り込みをしたのは離島、銀行がある支店までは一日1便か2便の船で30分。往復1時間、行ったら帰りの船が来るまで、待合室で待たなきゃならない。1日仕事になるだろう。
東京の私にだって想像がつく。
東京のネット銀行には、そんな事情知る由もない、こちらのミスで、しかも営業時間前に先方の支店には組み戻しの依頼も、追っ付けの依頼も届いていた。
先方は、東京の人には分からないだろうが、あなたのミスで船に乗らなければならないと言った。
判子を押すために、自分にはなにひとつミスはないのに、船で別の島に判子を押しに行く。
即座に相手先の銀行に電話しました。
するとAI口調の女性が「それは、銀行間のことで、個人のお客様との話には応じられない決まりになっております」と言ったの。
え! 私は「これは貴方の銀行の貴方の支店へのクレームです」と伝えた。
しばらく待たされて、担当とするAI口調の女性がでた。あきらかに地元とわかるなまりがありました。
事情を説明し、こちらのミスにわざわざ先方に判子を持って来いと言うのか? と、言うと、
「先方様にはすでに入金がされてしまいました。組み戻しはシステム上、先方様に書面をもっての手続きになります」
「あなたは機械じゃないよね。なまりは地元の人、離島事情を分かった上で、判子か必要だと言うのか、すぐに、同額の振り込みの手続きもされている。人間ならすぐにこちらのミスで送金を一旦停止したことくらい、判断がつくだろう」
「こちらのシステムではそのような手続きが」
先方にはなにも非はない、それなら、先方に連絡しないで、間違えた本人に確認できないか?
システムとはなんだ、システムは人間が作り出したもの。システムの弱点だ。こちらで入力しない限りは対応できない。
「人として、先方に連絡するまえに、事の異常さに気がついてほしい。あなたは機械じゃない、なまりがあるからね。サービス業として、答えなさい」
「配慮がたりませんでした。離島事情はわかっております。以後お客様の貴重なご意見を参考にさせていただきます」
すでに、人は自分の頭で考えることを怠けはじめてしまった。
❤️で考えることに怠け始めた弊害。
今の社会の居心地の悪さだ。
私たちは、長い時間をかけて文化を築いてきた。
IT社会に危機を訴えている学者は少なくない。それでも、増えすぎた人口、社会はコンピュータを必要としています。
しかし、依存はいけない! 自分の頭と❤️はいつも働かせていないと、本当にやがて支配されてしまう。
もはや、加速度的に世の中が変化している。
社会から取り残されるのは少数派で、少数派は切り捨てて、健全な社会を作る。
本当にそれで、人類は救われるだろうか、心が痛い。銀行のシステムがおかしいのであり、それくらいのこともできないのかと、叱るあなたの判断と思考力のなさが怖い。
なぜ、判子を持って来いと言った、銀行のシステムの異常性に気がつかないのか、その思考力が怖い。
体も心も凍りついた、ファンタジーのお花畑の脳味噌を凍りつかせた一日の始まり。