azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

仔猫が欲しい

毎日が休日となり、退屈な日を過ごしています。そうだ! 猫を飼おうかなあ。と、思い立ち、猫を貰って欲しいと、何回も言ってきた会社の同僚に電話した。

 

猫はいないと言う。確か猫の保護活動をしていたはずなのに? いつでもいいんだけど‥‥‥。

「ごめんね、無理なのよー。譲渡会から外されちゃって、今は活動してないの」

とりあえず、いないのなら、他をあたるからと、電話を置いた。

 

すると、他の友人から、彼女は保護活動を気に入らない近所の住人から、執拗な嫌がらせを受けて、保護活動を辞めて、アパートも引き払って、職場も辞めたと教えて貰った。

 

ああ、酷いなあ。変な人が近くにいたんだなあ。と、ちょっと同情した。彼女は、なんでも一生懸命になる。猫も、一度貰ってと言い始めたら「今は飼えないと断っても、ついて回って、しつこかった。

 

何かにつけて、マイペースで、人の気持ちは無視しちゃう。お酒を飲みに行くと、仕切る。しかも声がでかい。だから、彼女を置いて行けないものかしら、なんて、相談される。

 

私はそれほど、嫌じゃない。猫も、何回も断ったけど、何度でも「猫飼わない? かわいいのよ、女の子でね」、「いらない。飼えないんだ」その都度断っても、嫌な顔もしないし、また声を掛けてくれる。

 

マイペースなら、こちらもマイペースで接しても良かろうと思うが、女子たちは違う。社内でも、よく標的になっていた。

自分たちと、同じペース、同じ話題が好きなのか、とにかく、変わった人は許さないのだ。

 

私は更に輪をかけて、マイペースですが、何故か声がかかる。だいたい、お酒は飲めないし飲みに行きたいと思わない。つまらなければ、途中退席をする。

 

よほど気がむけば、1年に2回位は参加する。

嫌なことは敢えてしなけりゃいいのに。

「だって、お付き合いはそうじゃないでしょう」

「えっ? 彼女ね、野良猫の餌やりがハンパじゃないのよ。通勤リュックは猫のエサ、ロッカーも、家の中も、猫グッズでいっぱい。ただ可愛がって、エサを撒くから、近所から、やめるように注意されてたの」

「それは大変だったわね」

「はあ、あなたどっちの味方なの」

 

なぜそうなる? どっちの味方って?

ただ猫が欲しいだけなのに、参ったなあ。

猫の譲渡会を教えてもらったけど、これも、なかなか厳しくて、家庭訪問してからだって言うし、どうかしてる。

 

捨てる人がいて、飼いたい人がいるのに、家庭訪問をして、飼う資格があるか、調べてから、渡すってああ、めんどくさい。

 

こんなこと言うとさあ、また四方八方から、攻撃されそう。

 

あんた、どっちの味方なの!

私はただ猫が飼いたいだけなんだ。

それは理由にはなりません。責任が持てるのかって聞いてるの。

 

それは、どうかなあ。

真面目には相手はできない。

なぜかすごく違和感がある。同じ貰うのなら、猫おばさんの方が無害だって気がする。

 

猫は当分お預けになりました。YouTubeの猫動画で我慢しよう。変なしがらみは持ちたくない。