小学校3年生のときに、雑誌の懸賞に応募したら、星座早見盤が当たった。嬉しくて、それからは、夜になると、家の外にでて、夜空を眺めるのに夢中になりました。
最初に覚えた星座はオリオン座。横に3つ並んだ星がオリオンのベルトと呼ばれている。
ベテルギウスと足元のリゲルは一等星で、探しやすい星座です。
そして、とてもドラマチックな情報がたくさんある星座です。
【ベテルギウスの爆発】
ベテルギウスは明るさが変わる変光星です。この星は年老いた星で、超新星爆発を起こすと予測されています。すでに、爆発を起こしていて、今見えているベテルギウスはすでにないかもしれない。
2019年10月くらいから段々暗くなり、もう爆発寸前とわくわく見つめていましたが、2020年2月末には再び明るくなっているというニュースが流れました。
ベテルギウスは地球から700光年も離れた赤色巨星です。爆発すると、昼間でも肉眼で見えると言われています。
そんな、壮大なドラマを観測できるチャンスが少し遠くなりました。
【オリオン大星雲】
オリオン大星雲はオリオンのベルトの少し下にある縦に並ぶ三つ星の辺りにある散開星団です。若い星の集団です。M42.M43が肉眼でも見える明るさです。東京の空では無理ですが、それでも、少し離れれば、双眼鏡でも見ることが可能です。
スバル望遠鏡の画像では、明るく美しい姿がおなじみです。私が星の観測に夢中になっていたころは、ここまでしかわからなかったのですが、ここには、イオタ大星団という別の星団が発見されています。
それは、スバル望遠鏡より、遥かに性能がいい望遠鏡が出来て、確認されました。1700光年の距離にあるとされていますが、もうどれくらい遠いのかって、想像すらできない距離です。
オリオン座には、有名な暗黒星雲もあります。三つ星の1番東あたりに黒く影を作り出し出ています。
オリオン座だけでも、見所はたくさんあります。運良く暗い場所に旅行に出かけたら、夜空をしばらく眺めてください。
すごく、賑やかな場所にいるような楽しさに、胸がはずみます。
夜空はとても賑やかです。