おうし座はオリオンの右手隣にある星座です。オオカミゼウスが化身した姿が描かれた星座です。
アルデバランを探してください。牛の右目にあたります。牛の肩あたりに、プレアデス星団があり、そのあたりを観ていると、肉眼で確認できます。そう、この美しい星の集まりが和名『すばる』です。
視力検査にも使われたといいますが、明るい星は幾つ確認できますか?
私は昔は4個がぼんやり見えていましたが、6つは確認できるそうです。アルデバランあたりに広がる星団がヒアデス星団です。アルデバランはたまたま同じ方向にありますが、ヒアデス星団のメンバーではありません。
横道12星座のひとつ、星占いに使う星座で、太陽の通り道に位置する星座です。またトレミー48星座のひとつです。プトレマイオスって人の名前です。当時乱立した星座を整理したのだとか。
現在は88星座があります。国際天文学連合で認めてられている星座です。アルデバランはおうし座のa星で、パイオニア10号が目指す方向にあります。パイオニアがアルデバランをとらえるのは、200万年後です。
清少納言の枕草子に「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星。すこしをかし」清少納言も見上げた星空がここにあります。ロマンですねぇ、浮世のことなどどうでも良くなってしまいます。
おうし座2はM1の蟹星雲があります。これは超新星が爆発した残骸です。
1054年に出現したことが文献に残されています。
かに星雲については、機会があれば、詳しく説明したいのですが、天体写真ではとても美しい画像が紹介されています。
【ちょっと神話に触れてみる】
フェニュキアの王女エウロペを拐うため、ゼウスが化身したのは、真っ白な立派な雄牛で、エウロペを乗せてクレタ島で、2人は結婚します。
お空の上で、大胆なことが日夜繰り広げられてい、るなんて、時には思いだして、笑っちゃうんですよね。危ないおばさんであります。