azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

夏の星座⑤てんびん座とへびつかい座へび座

目立たない星座ですが、横道十二星と、プレストマイオスに含まれています。位置はおとめ座とさそり座の間にあります。古代ギリシャ時代にはさそり座の爪の部分とされていましたが、しっかり区分する段階で、独立した星座になったようです。それより古い時代にはてんびん座だったとされています。

特徴があるのはα星のズベンエルゲネビで、二重星です。私の視力では無理ですが、目が良い人なら見分けられるそうです。

 

二重星は、肉眼で見ると色の違いや、明るさの違いがはっきり判るようで、私としては、羨ましい限りです。はくちょう座アルビレオでよく試して見ますが、たまきそれらしく見える程度ですから。

へびつかい座

南の空の、さそり座の北に大きな五角形があります。へび使いが持ってるへび座を含めると、全天で2番目に大きい星座になります。

紀元前3200年頃のバビロニア時代にはすでに確認された星座です。

五角形から横に伸びる星の並びがへび座になります。だから、同時に覚えてしまいます。見つけにくい星座ですが、一度姿をとらえると、すぐに見つけられるようになります。

球状星団M19が有名ですが、へび使い座には7つもの球状星団があります。

それらの球状星団の美しさを比べて、自分はM13が好きとか、好みを話し合ったりするのも楽しみのひとつです。先程のM19は少し歪んだ形が見分けられるかどうかが話題になります。

 

へび座・へび使い座・てんびん座の神話】

 

へび使いの正体は医神アスクレピオスです。ターバンを巻いたへび使いのおじさんではなく、ギリシャ時代1番のお医者さんです。

メデューサの血の力をかり、死者を蘇らせたことが、大神ゼウスの『世の秩序を乱す』という怒りに触れて、落雷にあい、死亡しますが、医師としての偉業を讃えられ天に昇ります。へび座は彼が手に持つへびで、へびは脱皮を繰り返すことから、医学の象徴とされています。また一方では、アスクレピオスが治療にへびの血を用いていたからとも語られています。

てんびん座は女神アストリアが持つてんびんです。死者の魂を測るてんびんで、生前の善悪を計ります。

女神アストリアは、おとめ座とされています。

 

星座を覚えるとき、神話と同時に覚えてしまうと、頭に入りやすいですね。古代バビロニアギリシャ時代では、きっとこうして伝わってきたのでしょうね。紀元前3200年って、想像したくても出来ない遠い昔の時代です。