弁天様は神様か仏様か、ちょいと混乱しました。
調べてみると、元々はヒンドゥ教の女神で、弁財天は神仏習合により、神道に取り込まれ、日本で変化したようです。
日本の弁才天は吉祥天などの様々な仏様の要素を取り入れて変化しています。日本神話に登場する宗像三女神の一柱である市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と同一視されることもあります。「七福神」の一員として宝船に乗った姿はよく知られています。古くから弁才天を祭っていた社では明治初頭の神仏分離以降は、宗像三女神または市杵嶋姫命を祭っているところが多いようです。瀬織津姫が弁才天として祀られる例も少ないですが、あるようです。
日本では、8本腕の戦闘神的な弁才天と、2本腕の琵琶を持つ弁才天とが形作られ、互いに影響関係を持ちながら変容し、鎌倉時代に宇賀神との習合によって大きな変化を遂げて行きました。
弁才天は宇賀神(出自不明の蛇神)と習合して、頭上に翁面蛇体の宇賀神をいただく姿の、宇賀弁才天(宇賀神将・宇賀神王とも言われる)が広く信仰されるようになります。弁才天の化身は蛇や龍とされていますが、それは、説かれているのは、日本で撰述された宇賀弁才天の偽経によるとされています。
※偽経(原典を翻訳したものではなく、かいつまんで翻訳・創作された経典)と呼ばれる物にしか登場しないのです。
蛇神、宇賀神は、比叡山・延暦寺(天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合あるいは合体したとされ、この合一神は、宇賀弁才天とも呼ばれています。
弁天様の頭に乗っている宇賀神様のインパクトも凄いですが、宇賀神様単体のお姿も、なかなかみごたえがあります。宇賀神信仰も、日本全土に分布しています。五穀豊穣福の神です。
一番初期の八臂で武器を持ったお姿、通常の琵琶を持った形の弁才天、そしてもう一つが手が八臂で頭の上に鳥居や宇賀神を乗せた宇賀弁才天と三つのお姿があるのです。お姿により御利益も変わりますので、お参りの時には良く見てください。
【練馬散歩】
豊島園の近くにあるグッドマンチーズのハンバーガーが大好き。ボリューム満点、いつも、配達してもらっています。ハラペーニョバーガーか、チーズバーガーが定番です。