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山岳信仰 霧島山

 

 

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宮崎県と鹿児島県の県境をまたいで広がる火山群の総称が霧島連山、あるいは霧島火山群などと呼ばれています。古事記や日本書記に書かれた天孫降臨伝説の舞台となった複合火山です。


最高峰は韓国岳で、標高1.700mです。霊峰高千穂峰は1.574mです。


古くより、山岳信仰の山として、知られています。神社の拝殿は噴火により、焼失の記録があります。


【霧島六社権現】


霧島六社権現は村上天皇の時代(10世紀)に修験道の修行をした性空により整理されました。性空上人は天台法華仏教を奉じ、修験道の信仰を確立しました。延喜10年〜寛弘4年3月10日とされています。


性空上人は霧島でも修行し、霧島山信仰を体系づけたといわれております。

現在は日向三代の神様が祀られていますが元々は霧島山が御神体であり、山岳信仰の対象とされ、修験道の拠点でした。


諸説あるようですが、現在、一般的に霧島六所権現と称される、霧島の神社は霧島神宮、霧島東神社、霧島岑神社、狭野神社、東霧島神社、になります。夷守神社は霧島岑神社に合祀されたため、実際には霧島五社となります。また、宮崎県の白鳥神社を入れる場合もあり、都城の華舞六所権現と安原霧島大権現も霧島六社権現であると記されていることもあります。その時々に有力であった霧島山山麓の神社6社を選んで総称したようだとされています。


これらの神社自体の創建年代は、さらにさかのぼるところもあります。

霧島の神社の歴史は、霧島火山の噴火と切り離せない歴史でもあります。


【霧島神宮】


霧島神宮 鹿児島県霧島市霧島田口

主祭神

天饒石国饒石天津日高彦火瓊々杵尊


相殿神

木花開姫尊 彦火火出見尊 豊玉姫尊 鸕鶿草葺不合尊玉依姫尊 神倭磐余彦尊


欽明天皇の御代に慶胤(けいいん)上人という僧侶が高千穂峰と火常峯の間に社殿を建立したのが始まりとされ、540年と伝わります。たびたび焼失後、現在の社殿は1715年に島津吉貴によって再建されたものです。またこれ以外にも諸説あります。歴代島津氏の尊崇を受けていました。

また山頂には天津日高彦火瓊瓊杵尊が突き刺したとされる天の逆鉾があります。

 

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