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山岳信仰 福井県荒島岳

 

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福井県大野市にそびえる荒島岳(標高1523.4m)は、1500m峰ながら福井県内では唯一、深田久弥の『日本百名山』に選定の山で「大野富士」とも呼ばれる名峰です。

 

白山を開いた泰澄の開山伝承も残る荒島岳は、大野盆地の南東にそびえ、山頂には、神仏習合時代の荒島山大権現(荒山大権現/現・荒島神社)が祀られています。別名大野富士と呼ばれています。

 

独立峰『延喜式』には「阿羅志摩我多気(あらしまがたけ)」と表記され、大和朝廷で重責を担った物部氏の祖霊・物部荒山を祀る荒島神社の神域です。山頂からの好展望でも知られています。昔は、人を簡単に寄せ付けない神秘の霊山として恐れられ、いくつかの伝説も残っています。

荒島岳と古代の物部氏は、荒島岳周辺の貴重な地下資源の鉱山開発に関連するとも言われています。


8世紀頃、白山信仰の勃興とともに、荒島岳、飯降山(いふりやま)の山岳信仰が生まれ、中世、近世に隆盛していました。


また、大野盆地には奥美濃(岐阜県)から越国に抜ける美濃街道の古道が抜けています。

 

 

 

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