azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

病気と向き合う 帯状疱疹と掌蹠膿疱症

おはようございます。今日は主治医の元に朝から行ってきました。

なんと、またまた帯状疱疹のぶつぶつが出来始めてしまいました。あれは痛くて、痒みも強く、恐ろしいのです。

 

とりあえず9月に処方して頂いたパラクシビルを4錠だけ、宝物のように、いや、御守りのように取り置いていました。昨夜入浴の後にチクチクした痛みと痒みがあり、点検してみると、点々と赤い1ミリほどの発疹が並んでいます。

 

並び方が一例でお行儀よい。もしや、これが、経脈に沿ってできる発疹ではないか?

とりあえず、パラクシビル1錠をのみ、カロナールも1錠、朝になったら診察して貰おうと、おとなしくベッドに入った。帯状疱疹痒い、痛い、怖い。

 

先週は歯科治療の後、痛みが残り、掌蹠膿疱症が再発して焦りましたが、そちらも心配です。

普段から不眠気味、なんとか頑張って5時間の睡眠は確保しました。

 

朝、患部を点検。赤みがひいて、跡がなくなっているところもあります。

扇内先生は女医さんです。しかも、産婦人科のお医者さん。私は骨の治療で飲んだ薬で、アナフラキシーをお越しかけて、当時かかっていた医師に相談したら、強く飲み続けるように言われたこと、また婦人科の病の疑いもあり、近所の扇内先生に掛け込みました。以来、信頼して診察をお願いしています。風邪だろうが、ワクチンの注射だろうが、すべてを委ねることにしたのです。

 

私の説明を辛抱強く聴いてくれます。なかなかいないですよ。

大抵はふんふんとやり過ごすか、威圧して黙らせるか、困った顔をします。

 

「先生、あきらめていた掌蹠膿疱症もほぼ治りましたし、帯状疱疹も昨夜出て来たけど、治りました。パラクシビルが処方出来ないなら、漢方薬で完治を目指したいのですが」

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「なら葛根湯はどうかしら」

私は、掌蹠膿疱症の痒みが怖いことを説明しました。体を温める薬が怖い。再発が怖い。掌蹠膿疱症も、帯状疱疹もウイルスです。しかも、ヘルペスウイルスが関連しているのではないか? と、にわかにネットで得た知識を説明しました。すると、モーレツな勢いで、ご自身のノートを調べ初めました。私は予め用意していた有効だと思われる漢方薬をリストアップしていました。 

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葛根湯(かっこんとう)…初期のヘルペスに2時間おきぐらいに服用するとよく効きまわす。


清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)…顔面ヘルペスの時に。


越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)…紅暈(こううん)を伴う小水疱が帯状に群生している急性期に。


桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)…体を冷やしたり、特に冷たい風に当たると激しく痛む時に。


補中益気湯(ほちゅうえっきとう)…体力や免疫力が低下していて、疲れると神経痛が強くなる人に。


麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)…帯状疱疹の神経痛様疼痛に最もよく用います。三又神経痛も助間神経痛もそうですが、このヘルペス後遺症神経痛も、やはり体をよく温め、休めて免疫力を強くすることです。

 

本来ならこの時点で叱られるか、無視されるか、追い返されるかも知れません。

 

先生はひとつひとつの漢方薬の成分を口にしながら、幾つかをピックアップ。やはり、葛根湯だと言います。もはや抵抗はやめて、葛根湯を1週間試すことにしました。

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会計を待っいると、また診察室に戻るように呼び出されました。

「よく考えたら、あなた葛根湯は嫌なのよね、だったら八味地黄丸を1週間飲んでみて、成分は‥‥‥」と成分の説明をし「六味丸でもいいかも知れないけど、こちらは付子が入っているから、使って見るといいわ」

私は納得し、処方を受け取りました。

「あなたのような、自分の病気をよく調べてわかっている患者さんは初めてよ」

「済みません」

私は恐縮してしまいました。ご迷惑をお掛けします。図々しくて、ごめんなさい。

 

もう、長年の掌蹠膿疱症の治療で、医師に不信感を抱いていた。思いつきで処方をしているんじゃないかと思うほど、治療に効果がなかったのだ。信頼できる医師に出会えていない。しかし、帯状疱疹の薬がすべての病を劇的に変えたのだ。

 

先生も驚くほどに改善した。掌蹠膿疱症が改善したのを先生も目の当たりにした。でも、帯状疱疹のパラクシビルは1週間の処方が限界だと言います。私は、せっかくここまで良くなったのだから、更に1週間分と、お願いしましたが、決まりごととして、処方してくれませんでした。

 

そして、1か月後に再発、そのときに、口唇ヘルペスを見つけた先生は、ヘルペスの薬だと、パラクシビルを処方してくれました。

掌蹠膿疱症も、口唇ヘルペスも改善しました。

うーん、そして、また昨夜再発。一錠のパラクシビルで改善。

 

「漢方薬もいいかも知れないけど、漢方薬は合う薬を見つけるのも大変なのよ」

と言うことで、1週間だけ八味地黄丸をお試し処方していただきました。更に、急性帯状疱疹が再発した場合にパラクシビルも1週間分を処方してくれました。

「パラクシビルは緊急の場合ね、ウィルスは早い処置がいいの、八味地黄丸を試してね」

心配ごとや、飲みたくない事情、不安や、多くの薬を飲む負担など、すべて聴いてくれて、処方して頂いた。ありがたい。とともに、これまでの医師はやはりちょっと横暴だったのではないか?

 

いえ、扇内先生が立派な方だと思うのです。こんな理屈っぽい患者は迷惑ですよね。わかっているんですが、だからこそ、本当にありがたい。

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今度こそ、完治したいのです。

 

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