azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

冷蔵庫紹介と生き抜くこと

4ドアの460ℓ冷蔵庫をリサイクルゴミとして出してしまったため、350ℓの中古3ドアをメルカリで探して購入しました。五島列島までらくらく家財宅急便では運べないと連絡があり、急遽東京に送っていただきました。送料込で2万円、中は消毒済みとのこと、さっと拭きあげて使用開始しました。三ヶ月はこちらで使い、家財宅急便で五島に送ります。

 

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早くも詰め込み過ぎです。一番下の冷蔵庫が重要ですが、広々で、かなり使えそうです。庫内は中古とは思えないくらいキレイです。ほっと一息。

 

あとは4月に入ってからです。ベッドや食器棚、洗濯機、まだ残っています。エアコンは、昨年壊れて取り替えたばかりですが、外すのも大変なので、このまま、次の人のために付けて置きます。

 

何度も引っ越しをして、それが1番悔やまれる事。その都度なにかしら買い替えたり、費用がかさみました。

 

料理好きと言うより、台所で作業する時間がやたら長い、惣菜はほとんど買わない。売っているものは、時間さえあれば作れます。その分素材に加算して、美味しく食べるのが基本です。

 

フルタイム残業付きで働いているときは、とにかく早い料理を作りました。15分で3品、カレーでも、煮物でも15分。夫は私が帰宅するまで、我慢しています。帰ると同時にハシをセットして待っているため、早く出さないと凄いプレッシャーでした。

 

【ちょっと自分のこと】

 

今は食事も、のんびり、美味しくを心掛けています。ラーメンのスープも作れますが、それは五島に行ってからのお楽しみ。昔ね、親が旅行などに出かけたとたんに、暖簾を掛けて、家業の食堂を開けました。父は脳梗塞で寝たきり、母が一人で頑張っていました。

 

母がいなくなると、電話を取り、注文を聞きます。作れそうな注文は受けます。ほとんどがカレーかラーメン、野菜炒めでした。近所にオカモチを持って出前に行くと、必ず「おばさんは?」と聞かれました。

「ちょっとそこまで出かけた」と、取り繕い、お代を頂く。兄が「だめだよ、商売しないで、叱られるよ」と、青ざめていました。小学校三年生くらいかなあ、じゃりんこチエみたいな子供でした。いい小遣い稼ぎ。

 

母も、兄の報告をおかしそうに聞きますが、たいして叱られなかった。下宿もしていましたが、十五人分の食事も支度できたので、母はメモを沢山貼り付けて、出かけます。

兄たちが食事の席につき「早くしてよ、お腹すいたよ!」と文句を言うと、凄く悲しくなったのを思いだします。

 

三人の兄たち、なんだろう、殿様だった。俺様だった。ほらね、結婚生活はなかなか厳しいと思う。離婚も仕方がない。私は離婚した兄嫁と今でも友人です。すごく同情しています。

 

うちの我が夫は、控え目です。様子を伺うということを知っています。食事が遅いとか、まずいなんて、絶対禁句です。言われたことがない。

 

「あーこれ、ちょっとお塩入れ過ぎたのかな、俺の舌がおかしいかも、ちょっと食べてみて」

兄たちのようには威張らないので、喧嘩にはなりません。

 

離島に行き、家族と縁が切れてしまうのも、仕方がない、まあいいかな。私にはなんのメリットもなかった。男尊女卑のこの国で、三人の兄たちは、とんでもなかった。母も苦労したに違いない。そして、私は強靭な精神力を身に着けてしまった。

 

放置してくれさえすれば、おとなしく、強制しようものなら許さない。歳を重ねて、大人の演出は出来るようになりました。畳一畳あれば楽しく暮らせます。なかなか良い歳を重ねています。何度も言うようですが、あの若い頃の苦しさはなんだったのか。疎外感はなんだったのか。

 

夫も私も、結婚した日を覚えていません。入籍した日が、二人で違っていて、役所で確認したら二人とも三年くらい間違えていました。

 

まあ、そんな感じで、生きるためだけに存在していた感じ、記憶も曖昧です。仕事ばかりしていました。

 

皆んな、頑張れ、生きてさえいれば、必ずどこかで夜は明けます。

たくさんの悩みを抱えている人たち、分かります。でもただ生きることが大事だと思う。

 

想像や憶測でもの事を計らないこと。

 

夜に考えごとはしない事。

 

泣く時は鏡の前で、自分に向き合うこと。

(これは、情けなく、笑えます。自分のみすぼらしい姿に笑うしかない)

 

食事は大切にすること。飲み込むだけでも、少しでも好きなものを飲み込んで。

 

先日、ブログで『うっかり死にそうになるかも』と書いた人がいました。

 

本当に何回もうっかり死ぬところでした。今でもあの八方塞がりの闇は恐ろしかった。まるで経文を書くように、小説を書き綴っていた。

悪夢に悩まされて、寝るのが嫌だった。3日間眠らないで、倒れるように寝る事が多かった。

 

そして、全てハッピーエンドの自分だけの小説をたくさん書いた。部屋に引き篭もれば、安全地帯だった。

 

質問しない夫、時間の概念が欠落していて、どこかつかみどころがない、いつもご機嫌な夫が近くにいたことで、何十年も続く闇から抜け出しました。

 

うっかり死ななくて、良かった。

明石家さんまさんの『生きてるだけで丸儲け』が理解できる日が来ます。

 

今は、この世界に一人きりになっても、それなりに楽しく暮らせると思えるのです。

 

だから、そんな折りの離島暮らしは、なんだか嬉しい。夫に至っては、無人島のほうがいいんじゃないか? と言い出す始末。

うん、この男なら、丸1日かけて火を起こす作業に没頭したり、ある日コロリと死ぬような離れ技も繰り出しそうです。

 

私が年金をもらえる歳になるなんて、これは何の悪戯か。楽しむしかないではないか。

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