azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

楽しく暮らす または 楽しいと思い暮らす

今朝も雨音で目が覚めました。

雨なら何をして過ごそうか、やることはたくさんあるけど、三月中は、ひとまず引っ越し準備はお休みです。

 

ギリギリになるまで動けない夫と、早ければ早いほどいいと思う私。引っ越しに至っては半年も時間軸に差があります。

 

なんだろうな、余裕を持って動けない夫は、いつも仕事に追われる。朝1時間早く活動すれば、その分早く終われるのに。何故かいつも時間配分を間違えてしまい、結局‥‥‥。このあたりに口を挟むと大怪我をする、触れてはならない。本質的な部分だから。

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いい、牛も千里、馬も千里。母の教えは的を射ている。75歳の年齢で460ℓの冷蔵庫を担いでしまう、大したものだ。そこは、褒めてあげる。すると、調子に乗ってバリバリ働く。やはり、5歳児だ。でも人それぞれ、なにかしら良いところも、悪いところもある。

 

なんでも早く片付けて、あとは自分の時間にしてしまう私は、持久力もない。エネルギーの供給がパタリと途絶える。だから、体力と気力があるうちに、目一杯急ぐのです。ずっと同じ体力配分は出来ないのです。

 

ここまでは、前置き。

今考えているのは、引っ越し手段。荷物ではなく、私たち。

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新幹線か、飛行機か。夫は飛行機が苦手で、乗っているうち中緊張している。着陸したときに、座席を握り締めて、指を一本ずつ外さないと、固まって強張っている。乗り慣れないからだと思っていたが、帰省のたびにそんな状態になるのだから笑えない。

 

八丈島に行ったときには、台風接近でフライト中止かと言われながらなんとか離陸して、着陸の時には、オーバーラン寸前でサイド機体を上げ、2度目にやっと着陸した。夫は私の腕を爪が食い込むほど握り締めて、青タンが出来た。高所も閉所も苦手なのだから、飛行機はダメかも知れない。

 

長距離は新幹線でもいい。

すると、長距離フェリーで行こうと言う。荷物も車も移動できるから。元々、車は廃車を決めていた、やはり持って行きたいらしい。島では、なんと12年か、13年ほど事故がないらしい。だから、まだ運転出来ると言う。

 

移動先はともかく、移動手段だ。私は、海釣りに良く出掛けていた。しかし、台風接近のニュースが流れているなか、長崎からフェリーに乗ったら、タラップに足をかけた瞬間に船酔いした。つまり5秒で船酔いした。

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長崎から奈留島までの4時間、甲板の上で寝転がり、のたうっていた。まさか船酔いするとは思いもよらなかった。帰りは奈留島から福江まで30分フェリーで移動した。その時は問題なかったけど。

 

で、東京湾からフェリーで三日間かけて移動すると言う夫に、どうしたらいいかと悩んでいた。もしも、船酔いしたら3日はキツイ。ここは、夫が折れて、陸路で気ままに旅をしながら長崎か福岡に行こうと提案した。

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私たちは、年に二回は車で旅行した。五年前に、奥飛騨まで出掛けた帰りに、夫がギックリ腰になり、鎮痛剤を飲みながら、大月で一泊して、やっと東京に帰って来た。

 

運転手は夫しかいない。帰って来てから回復するまで、一か月かかってしまった。それからは新幹線で旅行していた。陸路であちこち立ち寄りながら、三日かけて九州に行こと言う。

 

心配だけど、それも、楽しいかも!

 

すると、夏に新航路が就航したニュースが飛び込んできた。横須賀港から23時間で新門司港まで行くフェリー航路が出来た。酔い止めを飲めば行けるかなあ。二人が歩みよる形で、話しがまとまった。

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船も飛行機も途中下車は出来ない。

でも、陸路で行くのは、夫の年齢を考えると心配。やはり、このフェリーで行くと、やっと腹を括った。船酔いは過去に一度切りだし、海は大シケだった。今回は天気が良いことに賭けることにした。不安ではあるけど、最初で最後。

 

四月の末に乗船券を手配します。

私たちは、決まってしまえば、極めて楽観的だ。まだ始まってもいないのに、移動手段が決まれば、もう島に到着した気分で、それきり、移動手段のことは、忘れて、島での暮らしを考えてニヤニヤしています。夫は夢でもはしゃいでいる、いきなり笑ったりするのだ。5歳児の本領発揮である。

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夫はプレッシャーにはとても弱いと、誰が想像できよう。私は持病を除けば、ハートはダイヤモンド。夫は卵の薄皮だ。若い頃は、壊れないように、はらはらしていた。年齢を重ねるごとに夫のハートは強くなり、あれほど苦しんだ胃潰瘍も十二指腸も、サラリーマンを辞めた後は出ていない。

 

良く二人ともこの歳までやってこれたと思う。よく頑張った。人生の一段階を無事に卒業できそうだ。

そう考えると楽しくなります。

 

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