肉の監獄 (上巻) https://www.amazon.co.jp/dp/4865841091/ref=cm_sw_r_cp_api_i_gTbdFb46NWXST
マルムスというダークな書き手
脳梗塞を起こし、夜間の救急外来から、荷物も持たず入院。48時間以内に高確率で再発もあると脅されて、48時間何をしようかと考えました。
そうだ、昔読んだ小説をじっくり読もう。
あれは携帯小説が世の中で話題になり少し過ぎたころ。
夢携帯大賞第一号のこの本の執筆段階に目の当たりに立ち会うことができました。
もう、それだけで凄い小説だって伝わります。
そうだ! ジャンルはまったく違うけど、ハリーポッターを発売日に偶然手にしました。あのときにも衝撃が走りました。マクゴナガル先生が猫に化けるシーン。久々のファンタジーの大道。
これだけ沢山の小説が出ていても、特別な一冊にはなかなか出会えません。
私も当時エブリスタで上位争いき加わっていたのですが、この小説を見た時、携帯小説に日本の文学賞のいずれかに入る作品がとうとう出てきたと鳥肌がたちました。
マルムスさんの『肉の監獄』です。
ジャンルは、ハードボイルド、ファンタジー、純文学
なんだろうとページをめくる、私小説?
そうだよね、虐待された子共が作り出した、サイコ文学?
純文学だとらしたら、車谷長吉さんを凌ぐ作家が埋もれている?
もし、彼がまだ第一線にいないとしたら、下巻でなにか重大なポカでもやったのかしら。
今日はわたしの人生を変えた一冊
私はこの書き手に出会ったために、道をそれ、ファンタジーや雑文を書く事になりました。
魂を強引に持って行かれます。
女性はタオルを、男性はティッシュを用意して下さい。魂が共鳴すると危険レベルになります。
Amazon→マルムス→肉の監獄
今日は下巻を読みます。