2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
山の知識があった訳ではなく、名前に惹かれて取り上げてみました。 修験業山は三重県の津市と松阪市の市境にある山で、高見山地を東西に走る三峰山脈の稜線上に位置しています。古くから山岳信仰の山として知られています。 標高1094m 登山口は5世紀初に創建…
滋賀・岐阜県境にそびえる伊吹山は霊峰として古記紀神話にも登場する。この山の神は伊吹神として近江・美濃両国で祀られ、いずれも式内社です。『文徳天皇実録』や『三代実録』に神階昇叙のが見られています。 また、『三代実録』878年2月13日条によれば、伊…
湖東平野に突出するこの赤神山は、標高350mと低いけれど他に競い合う山がないため、遠目にも見事な山容を呈しています。 この赤神山は、8000万年前の火山活動の結果出来上がった巨大カルデラの外輪山の一部が残った箕作(みつくり)山系の、そのまた一部を成す…
茨城、福島、栃木の三県にまたがるようにそびえ、標高1022メートルと県内最高峰を誇る八溝山。その名は、八方に深く谷が刻まれているところに由来します。 古来よりの信仰の山です。山頂に豊作祈願の神、八溝嶺神社(やみぞみねじんじゃ)が閑静佇まいで信仰…
城県桜川市と石岡市との境にある標高709mの低山です。 筑波連山では「筑波山(877m)」に次いで標高が高い山です。かつては神母山・神場山・神庭山などとも記され、天狗の山としても知られる山岳信仰の山です。筑波連山の第2の高峰であり、北に雨引山と御岳…
秋葉神社山門 秋葉山とは浜松市天竜区春野町・龍山町に位置します。標高885メートル。赤石山脈の南はじにあります。山頂からは遠州平野を一望することができる絶景スポットです。秋葉山は山岳信仰に起源をもち、平安時代に修験回峰の霊地のひとつとして開か…
竜爪山穂積神社 竜爪山は薬師岳(標高1051m)と文珠岳(標高1041m)を総称した呼び名です。双耳峰で古くから山岳信仰の場として神仏習合の民族信仰の霊山です。 身延山地の山で名前の由来は諸説ありますが、1843年に書かれた資料には「龍が爪を落として山名…
標高225m 神奈川県愛川町に位置します。 八菅山一帯は山岳信仰の霊地として知られ、山中にある八菅神社は修験者たちが集う道場として栄えた歴史があります。 八菅山一帯は、古くから神仏混交の信仰の聖地であり、修験道の一拠点でした。ヤマトタケルノミ…
大山は、神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境に位置する標高1,252mの山です。古くから大山信仰が知られていますが、今回は丹沢山地の紹介をしたいと思います。 神奈川県北西部に広がる山地で、数々の山を有し神奈川県の面積の約6分の1を占めています。秩父…
高尾山薬王院 高尾山は標高600メートル。 聖武天皇からの勅命を受けた僧侶の行基(ぎょうき)によって高尾山薬王院が開山されたといわれています。聖武天皇は国分寺という仏教寺院を日本の各地に建立しましたが、高尾山薬王院もその一つです。 所説あります…
東京都青梅市の御岳山は、標高929m山岳信仰の霊山として金峰山御嶽蔵王権現(武蔵御嶽神社の前身)を中心に発展してきました。 御岳山の後ろに続く奥の院や大岳山は修行者たちの修行場であり、遠く昔は山伏たちが急峻な岩場や尾根を駆け巡っていました。 信仰…
標高334.8m 嶺岡浅間は、嶺岡山系を代表する山でしたが、高度経済成長期に山砂採取のために山頂と北面が削り取られてしまい、360.8ⅿだった標高も334.8ⅿと低くなってしまいました。頂上の浅間神社には立派な鳥居と石宮があり、北面の長狭平野と房総分水嶺の山…