横道12星のひとつさそり座は、s字形をしている星座です。1等星アンタレスが赤く輝いていますから、方向が分かればすぐに見つかります。
神話ではオリオンの足を刺してオリオンはその猛毒にやられて死んでしまいます。オリオン座が沈むと、さそり座が天に姿を見せます。オリオンはさそりから逃げているのです。
アンタレスから見て右上かさそりの頭です下方向に釣り針の形に星が並びます。さそりの胴体です。
横道に並ぶので、もうひとつの赤い星と並んでいるように見える時がありますが、それは我らが惑星火星です。火星も赤い星ですが、惑星は瞬かないのですぐに区別がつきますよ。
さそり座の尻尾の部分にM6とM7の散開星団が見えます。肉眼で確認できるでしょうか、空が暗ければ可能です。またアンタレスの西にはM4の白色矮星を含む球状星団があります。双眼鏡なら見ることができます。距離が7.200光年と球状星団としては近いです。
15ある星のうち9は銀河系外の恒星です。
アンタレスまでの距離は600光年でサイズは直径が太陽の250倍と大きな恒星です。
そうは言っても、想像がつきません。天文学的な数字って言葉を改めて理解します。
やはり、宇宙を見上げると、私は虚無感を抱いてしまいます。