日本の神道を考えるなら、山岳信仰にも目を向けないとなりません。
山岳信仰には、火山系、分水系、葬所系に分類されているようです。
私の田舎でも、講という単位で毎年県外の神社に出向き、祈祷を受け、お札を持ち帰っていました。地元でも数軒だけが講に加入していたのですが、お札を納めるまでは、一切会話してはいけないとか、厳しいルールがあったようです。
父が亡くなり、母の代になり、講は解散したようですが、残念なことに、どこの神様をなんのために信仰していたのか、忘れてしました。
ただ山岳信仰で対象の神様は関東近県、神社か宿坊に一泊していました。バスで何台も連ねて来ていたのを見たと話しには聞いています。そんなこんなで、一代前まで続いていた信仰は、私の代で途絶えてしまいました。今頃になって、ちょっと調べれば、思い出せるかもしれないと、調べはじめました。
山梨であれば、富士山かと考えますが、富士山ではありません。どうやら、霊山を信仰の対象としていたのではないだろうか、かすかな記憶を頼りに山岳信仰を調べてみようと思います。
日本三霊山は、富士山、白山、立山があります。また、恐山、比叡山、高野山は日本三大霊山、または三大霊場とされています。
いずれかの系統ですが、手がかりは、地元の山の中腹の祠にお札を納めていたのは確かです。
長い石段を登った先で、地元には管轄神社がないのではないかと思われます。講は最後に七件が残り、一年に一度、二件が参拝に行くのですが、七件では、三年に一度参拝に出かけなければならず、負担が増えたのを理由に解散しました。
そこまでは分かっているのですが、郷土史でも講の記載はなく、今調べないと、脈々と繋がれていたものが、終わってしまう。せめて、なんの神様をなんのために信仰していたのか知りたいのです。
これまでは、神社の系統を調べて来ましたが、次回からは山岳信仰に移ります。
【azamiの趣味】
古布でお守り袋を作りました。
神社や神様を調べてきましたが、ここで、お守り袋を作ることにしました。
まずはちりめんや正絹古布を使ってみました。
チクチク、そう裏付きです。
時間はかかりますが、楽しいです。
基本的に小さなものが好きなので、お守り袋も楽しい。
こちらは、お守り袋に使う二重叶結び。
元々不器用な私としては、最初のひとつを作るのに、かなり時間がかかりました。
紐結びだけでも、種類がたくさんあります。
かなり、楽しい作業です。ああ、やりたいことが、また出てきてしまいました。
毎日忙しく引き篭もり生活しています。