今年は病気や怪我で、大変な年になりました。
コロナウィルスも蔓延して、皆さまと同じく、行動も制限されましたね。
運動不足で、すっかり筋力が落ちましたが、気力だけは衰えることなく、元気です。
来年は良い年になりますように、お正月はしっかり自粛して、明るい一年を過ごしましょう。
来年もazamizブログをお願いします。
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夏の夜空に輝くひときは明るい星3つをつなぐと、夏の大三角ができます。夏の星座は、夏の大三角から探してみましょう。
白鳥座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルです。
【はくちょう座】
天の川のなかに輝く十字架、お尻がデネブ、ベガとアルタイルを結んだライン近くにあるのが、頭の部分にあたるアルビレオです。
はくちょう座は北十字とも呼ばれ銀河鉄道の夜でも、印象深い星座です。
紀元前1200年ころにはすでに知られていた美しい星座として登場します。
頭の部分にあたるβ星アルビレオは低倍率の双眼鏡でも確認できる美し二重星です。恒星の中では個人的に好きな星座です。デネブの東に北アメリカ星雲、はくちょう座Aはじめて確認された電波銀河、ペリカン星雲などがあります。
はくちょう座は銀河の中にあるので、星雲星団がたくさんあります。
【こと座】
こと座の1等星ベガは織姫星です。北の空に位置する星なので、一年中見えています。北極星から探すと分かりやすいです。ベガからたどる平行四辺形の4つの星を含めてこと座になります。
イータ星は二重星ですが、少し倍率を上げると、さらに二重星のダブル二重星として、知られています。
こと座では美しいリング星座が有名です。M57惑星状星雲は写真集にはよく含まれています。
【わし座】
わし座アルタイルは日本では七夕の彦星です。わしが翼を広げた姿で描かれています。ベガとアルタイルの距離は15光年も離れています。またアルタイルは3つの伴星を持つ4重星です。
アルタイルを真ん中にして、真っ直ぐに並ぶ三ツ星がわし座です。天の赤道と、天の川が交わる位置にありますから、星雲、星団がありますが、メシエに含まれる天体はありません。
【それぞれの神話】
スパルタ王の妃レダの沐浴を見て、一瞬のうちに恋に落ちたゼウスは、白鳥に姿を変え、レダの元に舞い降ります。レダは美しい白鳥を抱きしめてしまいました。この時の白鳥が天に輝くはくちょう座です。レダはその後、カストルとボルックスの双子を誕生させます。
こと座の神話は人気があります。竪琴の名手オルフェウスはアポロンの息子です。琴の音色はライオンをもおとなしくさせ、流れる川もうっとりしてしまう。ある時最愛の妻エウリディケが毒蛇に噛まれて死んでしまいます。妻を追い冥界におりたオルフェウスは冥界王ハデスに懇願し、妻を返して貰うことになりました。ハデスから、地上に戻るまでは決して振り返るなと言われたにもかかわらず、あと少しのところで振り返ってしまいます。エウリディケは悲鳴とともに冥界に落ち、オルフェウスは自害してしまいます。オルフェウスはゼウスによって天に昇りました。この神話はきっとどこかで耳にしたことがあると思います。オルフェウスの竪琴として、よく知られています。
わし座はガニメドをさらった大鷲です。女性にも勝る美し少年ガニメドに目をつけたゼウスは大鷲に化けてオリンポスにガニメドをさらってしまいました。ガニメド自身は水瓶座として夜空に輝いています。
夏の空は1年のうちで、1番見上げる回数が多いせいか、たくさんの話があり、それぞれ想いが凝縮されています。何を書いて良いやら、迷います。
【からす座】
カラス座は、意外にも紀元前1900年頃にはすでに見上げている人がいました。地味な星座ですが、好きなんですよ。3つの3等星で構成されているので、明るい星座ではないですが、暗い空では目が慣れると見つけるのは案外かんたんです。
【からす座神話】
アポロンと妻ニコラスの使いをしていた人の言葉を話すカラスでしたが、ニコラスが浮気をしてるとアポロンに嘘をついたために矢で射られてしまいました。カラスは4本の杭に磔にされた姿です。体が黒いので杭だけが見えています。
カラス座には二重銀河、アンテナ銀河があります。銀河同士が衝突している珍しい銀河です。
【やまねこ座】
おおぐま座の前足の部分に、ぽっかり空白の部分があります。よく見ると淡い星があります。やまねこ座は星がない部分に作り出した星座と言われています。頭の部分は地平線に沈むことなく、1年中見られます。新しい星座なので神話もありません。
【こっぷ座】
トレミー星座のひとつで、暗い星の星座ですが、古くから眺められています。杯の形の星座で、この星座の位置でナイルの水嵩を測っていたと伝えられている重要な星座です。
【ぽんぷ座】
新しい星座です。特に私自身確認した事がない星座です。神話も見当たらないですが、化学実験道具のシリーズで、真空ポンプだそうです。
【ろくぶんぎ座】
暗い星の集まりで、レグルスとアルファルドの間にある小さな星座です。新しい星座でとくに神話もありません。
あまり見上げない星座で、からす座は、神話が面白いなあと思って見上げるくらいで、特にこの辺りは印象にないと、正直に話しておきます。
こんなことだから、田舎に行ったときや、山の上で見上げる星野では、無数の星に圧倒されて、星座が見つけられなくなります。東京の星空とまったく違う圧倒的な星の数を前にすると、5等星以下でも見分けられたらいいのにと、思うのです。
木星と土星が重なりひとつの星のように見えるかもしれません。木星、土星の最接近は397年ぶり。次は60年後になります。日没後の南西の空を観れば明るい星が見えます。惑星は瞬かないので、肉眼で見つかると思います。冬の空は澄んでいますので、千載一遇のチャンスです。良い場所を選んで下さい。
春の星座も、かに座とカラス座など、暗い星座か残りました。王道12星座のカニ座から観てゆきましょう。
カニ座はしし座のすぐ隣りにあります。
カニ座には有名なプレセペ星団があります。星座の中心辺りです。散開星団ですが、星座を構成している星よりも明るく見えます。目のいい方なら肉眼でも見えるかも知れません。私はアウトドア用の双眼鏡でやっとです。
【星雲と星団の種類】
メシエカタログに含まれる星雲、星団は29個が球状星団、27個の散開星団、7個の散光星雲、4個の惑星状星雲などがあります。メシエ31はアンドロイドメダですが、ファンどうしで話すときにはメシエのナンバーだけで呼び合うのです。
望遠鏡やカメラの性能があがり、見える天体の数がふえて、NGCのカタログには7千個以上の天体がありますから、ナンバーでわかるのはメシエ天体だけです。
オリオン大星雲は散光星雲でM42です。すると、高性能のすばる望遠鏡で撮った画像が頭に浮かびます。名前をおぼえると、親しみが湧きます。
では、今夜は惑星大接近を楽しみましょう。
うみへび座は星座の中では最も長い星座です。地平線ギリギリの位置にあります。全身が昇るまでに、なんと6時間もかかるんですよ。うみへびの心臓と言われているアルファルドが昇ると、目印になります。2等星ですが、周囲が暗い星なので、すごく明るく感じます。
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【うみへび座神話】
ギリシャ神話の中では、沼に棲むヒドラとして登場します。ヘラクレスに退治された九つの頭を持つ怪物です。退治された後に天に昇りました。
私の観測道具
寝袋、または毛布
懐中電灯
星座早見版
ノート 測量ノートを使っています。雨に濡れても大丈夫なノートです。
普段は手ぶらですが、なにかイベントがあるときには、寒くない服装で、軽く持ち物を背負います。
惑星の接近などもしっかり眺めます。
しし座で美しいのはなんと言ってもレグルスです。
トレミーの48星座のひとつであり王道12星座に含まれています。β星のデネボラは春の大三角のひとつです。形は?を反対にした形を作っていますから、見つけやすいでしょう。
しし座には太陽から7.7光年の距離の恒星ウォルフがあり、があり、いつか近い将来、人類が行くんだろうな。
M65.66.95.96、105の星雲があります。それぞれ明るい星雲で、皆さんがよく、望遠鏡を向けます。ちょっと難しいのですが、大クエーサー群U1.27も観ることができます。宇宙の大規模構造と呼ばれています。
古代バビロニア時代から見上げられていた、ライオンです。エジプトでも王家の象徴とされていました。
【ギリシャ神話のしし座】
12の冒険をすることになったヘラクレスの最初の冒険はネメーアの獅子退治でした。弓で倒そうとしたが失敗して、棍棒で殴り、首を絞めたと語られています。
しし座の近くに肉眼でもぼんやり見える星の集まり、かみの毛座の銀河団が確認できます。初めて見たときには、目が霞んでいるのかと何度も確認しました。目がなれてくると、たくさんのやや明るい星が見えてきます。
星座としては、1600年代に認知された、比較的あたらしい星座です。
そこから少し目をそらすと、かみの毛座の銀河団を確認できます。私はこのあたりの暗い星の集まりがとても好きです。
トレミーの48星座に含まれています。
王道12星座のひとつで、全天で2番目に大きな星座です。
始めにスピカを見つけて、スピカを頼りに他の星を探します。見つけにくいです。
春の大曲線からスピカは見つけやすいですけどね。
おとめ座は古い星座で、紀元前3200年頃からすでに見上げいる人がいました。
おとめ座には銀河が2500個もあります。見つけにくい星座でもあるけど、よく知られた星座でもあります。おとめ座銀河星団と呼ばれています。とても遠くに銀河があんなにたくさん。天の川から離れていますので、銀河も見つけやすいです。
唐突ですが、宇宙人居ると思いますか? 夜空を眺めていると、それはいない方が奇跡です。それこそ、あまりの孤独感に眩暈がします。
【おとめ座の神話】
おかしいなあ、おとめ座の神話が空っぽなので、調べてみてびっくり。おとめ座には神話が残されてないようです。そんなこともあるのですね。
この広大な宇宙には、どこかで人口増加に悩んでる惑星があったり、ゴミ処理に悩んでいる惑星があるはずです。