azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

株上昇中 これはバブルではないだろうか

やっと騒がれ始めましたね。

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バブル時代私は日本橋の百貨店高級紳士服のショップにいました。会社も好景気の波に乗り、タクシーチケットを乱発して、私たちも通勤にタクシーを使ったり、お客様に高級レストランに誘われたり、それなりに甘い汁を吸っておりました。

 

始めに不動産関係がガタピシして来ました。それから一月もたたない内にあちこちから何かおかしいと囁かれて。まだデパートは黄金の茶室の販売を始めたところです。

 

高級紳士服のフロアーにはイタリアから取り寄せた大理石の床材が貼られて、まだバブル絶好期でした。

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しかし、一夜にして、ガクッと膝が折れるように、好景気は終わりを遂げました。

 

毎週新品のスーツを買っていた紳士が顔を見せなくなり、ワイシャツのオーダーも急に落ち込み、何人かは新聞の紙面を飾る犯罪者として、紹介されていました。あれよあれよと言う前に好景気は終わっていました。

 

社員旅行で、来年は売り上げ倍増と息巻いていた社長も、大人しくなりました。下々の私たちが気がついたのは、二ヶ月位後のこと。

 

街の紳士服のお店がバタバタと店をたたみました。バイヤー仲間も、仕入れの読み違えで責任を取らされたりしていました。

 

あの好景気は夢だったのかしら、日帰りで韓国に焼肉を食べに行く店員たち。私自身は、何一つ持たずに家出したので、いつも、と言うより、特にあの頃資金不足に喘いでいた。同じショップ店員仲間は、マンションを転売目的で買うのが流行っていた。

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なんか私ばかりあくせくと働くのに嫌気が差して、会社を辞めた直後にバブル崩壊。私はしばらくのんびりしようと、日雇い派遣の仕事をするようなったの。

 

マハラジャに行く時代にバイト漬け!夕方仕事情報をみて、日当の良いところに行く。まだ付き合い始めたばかりの夫は危険だからと止めていたけど、私には楽しい仕事だった。

 

ある日は秋葉原の駅に集合して、点呼をとり、バンに乗せられて、どこぞの倉庫に行く。仕事の説明をされて、一列に並び、カゴに商品を詰めて行く。簡単な単純作業。

 

ある時は、ビール工場の箱詰め、ある時は、紙屋さんか、印刷屋さんで、機械に紙をセットする仕事。驚くほど派遣店員に優しい会社だった。昼には豪華な重箱の弁当が支給された。

 

毎日違う仕事をする。どれも単純作業で、疲れた心と体はみるみる良くなりました。派遣の仕事を過酷な仕事と紹介する人もいますか、私には合うのだろうか、楽な仕事だった。

 

半年が過ぎたころ、以前居た会社から声がかかり、また専門店の販売員に戻っていたの。そしたらバイヤー兼任になり、仕入れも任されるようになりました。

 

あの年は革製品が流行して、どのお店でも売り切れが続出。良く年、ある有名店のバイヤーと鉢合わせしたとき、買い付け額が大きくて、バイヤーも鼻息が荒かった。

 

私は昨年売れたものは外していたから、ちょっと心配になり、本部に指示を仰いだ。

もう少し仕入れ額を増やせませんか?

 

いや、当初の予算でいいでしょう、君がはじめに組んだ金額が多分正しいよ。

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ちょっと心配だったが、その年の冬は暖冬で、革製品の売り上げは全滅した。あの大手企業は倒産。背中が寒くなった。怖い仕事だと思った。

 

それからずっと58歳まで何かしらの販売の仕事をしながら小説を書いて来ました。アルコールが苦手なので、飲み会もごくたまに行く程度、ただひたすら本を読み書き物をしていました。

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生活費が足りない時には、ちゃちゃっと文章を書けば月に3万円は楽に稼げたのだから、あの頃のライターって優遇されていました。たまに小さい賞応募すると、一万、二万、十万、二十万なんて賞金も頂いたりして、しっかり副業にはなっていました。

 

作家になりたいのではなく、小銭を稼ぎたかったのかも知れません。それにしても、良く働いて、趣味の洋裁も夜間の学校に通ったり、大真面目に暮らして居たけど、結局、田舎の両親は私に不良のレッテルを貼ったままだ。

 

私は変わらない生活に喘いでいたけど、バブルに踊らされた人たちは、そこらあたりにわんさか居たの。えーと、なんの話だったか。

あーそうだ、今はあのバブルの時代に近い、もう少しだけしか続かないと思うのよね。

 

食べるものにも事欠く世界大恐慌がやって来るような恐ろしさを感じています。

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先日株でひと財産築いた強者から連絡がありました。やり方教えて上げるから、投資してみない? 良かったら資金も貸すけど?

 

嫌です。年金だけで暮らして行けますから、もう欲しい物もないし、冒険心もない、楽しく静かに高みの見物を決め込みました。

 

奴にはそろそろ潮時だよって言ったけど、我が国は逃げ切ると、確信もあります。なんだ、なんだ?

 

田舎に帰ったら、庭で野菜を作り、鶏を飼育するって夫の考えもいいかもね。私は手伝えないと先に言っておきます。あと十年は好きな事を仕事にします。

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あるいは、私も勝ち組のひとりか?

介護保険料も払えるかどうか分からないのに、勝ち組と思うのもどうかしています。

 

都心では億ションが売れ過ぎて、建設が追いつかないって、どこの話なんだろう。またお偉いさんの逮捕劇が始まるのかしら。

 

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