昨日はバタバタと引っ越しをしました。ところが我が夫、何故か三日前に辞めたはずの仕事を毎日続けていまして、ほとんどの引っ越し作業は私がやりました。
そして、夜7時には東京を立つはずでしたが、車に荷物が上手く積み込めないと、イライラして、話し掛けるのも大変、雨は降ってくるし、「もう8時ですけど」
「まだ大丈夫だ」
あー、始まった、5歳児のわけがわからない自我です、これは困った。家の周囲を掃き出したり、床を拭き直したり、時間を逆算しながら待ちました。
「九時です、タイムリミット、もう引っ越しを諦めたのかな」
「いや、絶対帰る!」
と、荷物を押し込んだはずみで、食器棚のガラスが割れました。すると、積んだ荷物を下ろし始めたのです。
「もう行きますよ。早く車に乗って! 」
夫のバッグを掴んで、車に乗りました。やっと我に帰った顔つきになり、九時半には自宅を出ました。普通だったら1時間半で横須賀に着きます。環八で軽い渋滞にはまり、私はもう諦める算段をしていました。
フェリーに遅れそうだと連絡を入れたら、現在地を聞かれて、横須賀に間も無く到着すると伝えました。まだ出港まで30分あります。本来なら、1時間前には乗船開始です。
「それなら大丈夫です。安全に注意して来て下さい」
そこで、やっと一日中のバタバタに落ち着きを取り戻して、とにかく夫にも、間に合うから、スピードを緩めるように再三注意しました。
結果、目の前で乗るはずだったフェリーの出港を見送りました。
今は横須賀の港を眺めながら乗船待ちをしています。一回目の遅刻は、ペナルティなしで翌日の便に振り替えてもらえました。
ね、ひどいでしょ、我が夫、40年一緒にいても、慣れません。おっとりのんびりしていて、いきなり癇癪を起こすと、行動がめちゃくちゃになります。
積めないと放り出した荷物は、ダイニングテーブルと椅子に2脚、スチーム掃除機、普通の掃除機、バケツ2個、カウンター。買ったばかりの私の椅子。
そして、スチーム掃除機以外はランク下のものを買い直したのです。