おはようございます。今の天気は小康状態、これから本体に突入します。台風直撃なんて、本当に何十年ぶりだろう。子供のころ、台風の目に入ったとも知らずに、晴れたので遊びに出かけたら、ひどい暴風雨になって、帰るに帰れず、木の下で泣いた。兄貴に発見されて、背負われて帰った。たぶん叱られたけど、安心した記憶しかない。
今は小康状態、夜が開けて、辺りが見渡せるだけでも気分が違う。
風は強いけど、雨はパラパラ状態、午後には暴風雨になるとの予報が出ています。その後さらに強くなり、夜中じゅう吹き荒れるとか。
うちの5歳児は（我が夫だ）、連日の暑さの中、一日中畑仕事が楽しくて仕方がない。止められない。軽い熱中症の症状も出ているので、家に入るように言っても、5分とじっとしていられない。水筒に氷水を入れて、腰に小さい塩をきかせたおにぎりやら、ゼリーやら入れたバッグを付けてあげた。ほら、嬉しいだろうって、夕方日が落ちると、全身シャワーを浴びたように汗だくで戻って来る。
ちょっとしたことで怒るようになったなあと、思ったら、昨日とうとう癇癪をおこした。自分で捨てたガムテープが足にからまり、慌てて拾って上げようとしたら「俺がやるからいい！！！」と騒ぐ、あーあ、頭まで炎症を起こした。三年前にもやっているから、すぐに理解した。判断能力がないのだ。
傍若無人振りに、吹き出してしまった。おっと、いけない、鋭く睨みつけられた。クーラーの温度を下げてから隣の部屋に避難した。
1時間くらい経って見に行ったら、ガムテープはゴミ袋に拾われて、畳も綺麗に拭き取られていた。良かった。
「どんな気分だ？」
「いや、記憶は消せないから、自分が情けない」
「反省しなさい」
「はい、いつもすみません」
まあ、軽度の錯乱状態だ。まったく注意しても、こんな風になる。やはり、発達障害か、老化現象です。もう、そんな年になったんだねと、しみじみ思う。そんなこんなで、台風の備えを頼めないではないか。
兄貴が見回りに来てくれたので、どうしたらいいか尋ねた。家の周りは見てくれたらしいので、海側の雨戸を閉めておけば、山側は、段々畑が風避けになるから問題ないとのこと。
横を流れる川の草を刈った方がいいと言われたが、出来なかった。夫は問題ないと言う。だるくて、めんどくさいのだ。もういいや、わたしにはどうしようもない。
ご飯を炊き、おにぎりを作り、水も用意した。懐中電灯の電池を買うように、夫にお金を渡したが、やってない。これ以上言うと、また切れたらめんどくさい。
手回しで充電できる、ラジオと、懐中電灯を夫に渡し、暇な時間に蓄電しておくように言った。
台所にギコギコと、充電する音がしている。いやに素直だ、まだ判断能力に欠けている。
素直なうちに、枯れ枝とバケツを片付けて貰おう。
台風は一旦静かになった、これからが、本当に怖い時間に突入する。裏山でも崩れたら逃げ場はないのだ。ちょっと緊張している。
