おはようございます。今日もすっきり爽やかな朝です。気温25度。風が気持ちいいです。
昨夜2時頃にトイレに座った途端に、裏から『クシュ!』とくしゃみが聞こえました。家の裏は真っ暗な段々畑、横も畑の空き地、正面は道路に隔てられています。人はまず通らない、ならばくしゃみの正体は。動物ですね。ネコ? カラス? イノシシ? 朝夫が見てまわりましたが、手がかりはありません。
人がいないから、闇の恐怖はなかったけど、最近動物の気配がします。あー遭遇したくないなあ。カラスとトンビは、毎朝家を覗きますけどね。
毎日元気に外出しまくっている我が家の5歳児は、最近物思いにふける未だかつてないそぶりを見せます。めんどくさいなあ、聞いてやるか! 『どうしたのかな?』と、やはり堰を切ったように話し始めました。
山の畑が放棄地で、持ち主に聞いたら、あっさり好きに使ってと言われた。土壌改良しないと使えない、範囲が広いので、石灰か藁灰が必要。まず藁を作る。
『まてよ、あと10年しかないんだ、土壌改良ひとりでやるの?』
そう、人口激減のこの島では、海も山も瀕死の状態だ。浦島太郎の夫の意見など通らない。
『俺、自分でやるから』
まあいいさ、体力は年とともに衰えたけど、まだ木登りもできる。
山肌に日差しが届くように、大木を切る。
イノシシ避けの柵を移動して、身の安全を確保する。
粘土質の土壌を改良する
海に魚を呼ぶために、海藻を育てる。
『え? 海まで?』
『誰かがやらないと』
あーまた、奉仕するつもりだ。まあいい、家はなんとか頑張る。家の事はまた放棄するつもりが見え見えだ。果たして年金だけで、どう暮らす? 畑で作物が実り、海に魚が来れば、食費が浮きます。
『何年かかる?』
『山は一年、海は三年』
夫よ、また楽しい夢に向かって、頑張るのだ。あと何年先まであるのかわからないが、美しい里山と海が我が物になるのだ。
目標はあった方がいいですよね。
なんか、わからないが、先行きかなり不安な感じです。見てみない振りをすれば、上辺だけの楽園なのに。