お日様ってありがたいですね。曇り時々雨たまに強い降りが続いてました。日本で1番先に天候が変わる島だそうです。
久しぶりに見学の人が来てくれました。こちらはいつも熱烈歓迎ですが、この島の人は、何故か皆急いでます。来たと思ったら、とにかく帰るからと言う、まあまあお茶のいっぱいでも、いや帰る。‥‥‥、わざわざ来たのにね。
続いて妹が、刺身の差し入れです。こんにちは→さあさあコーヒーでも→忙しいけん! まだ引き留めに成功したことがない。
兄貴も声がしたかと思ったら、玄関に立ってる、差し入れの🐟を玄関に置いて、返事をする前に→おらんねー→帰った?
友人宅に用事があった→さあさあ上がって、どうぞ、どうぞ、みかん食べて、お茶は麦茶でいいわねドタバタドタバタ→まあまあ落ち着いて下さいな→ドタバタド、ド→あっつまずいた。
前屈みになって、突進状態で動き回る。おかしくてしょうがない。
何がそんなに忙しいのか。ゆっくりしてってねって無理です。
とにかく皆んなバタバタと動き回ります。忙しないったらありゃしない。
でもね、それほど忙しい筈がないのです。
ひとり暮らしの老人も、独身男性も、何故だか忙しい。
私はミヒャエルエンデの『もも』を思い出した。時間泥棒がこの島にいるに違いない。だってね、言う割には長い立ち話をしたり、朝から釣りをしていたりもします。
あのペースで動いたら、私の何倍も時間があるでしょに。縫い物も、編み物も、料理も忙しくて出来ないそうです。
奈留島はまか不思議な時間縛りに合っています。