azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

大学病院に行ったら病んだ! 

先に言っおきますね。こんなブログを書いていますが、私は本気で怒ることも、本気で泣くことも、笑うことも滅多にないほっておけば、静かにひとりで過ごすたちです。

 

さあ、ここからです。先月発症した脳梗塞の通院です。同じ脳外科だったので、「あれ? 先週来たんだ! 腹壊したの?」って担当医師がカルテを眺めている。そう、痛くてトイレも苦しいから、便秘にもなっていました。でも、痛いのはそこじゃなかった。

「退院した翌日、腰を痛めまして」

「おや、どうされました?」

「この病院では痛いと言ったら、下剤を処方されたのですが」

骨折だったと告げたら、大変同情してくれました。

 

骨粗相症で、3日前から、2年間の治療に入りましたと伝えた途端、優しいと思った医師は、「骨粗相症が治る薬なんてないよ、何年治療したって5ミリも改善しない!」

「はあ?」

「そんな薬があるなんて聞いたこともない!」

いやいや、おまえは、患者に死刑宣告をしている感覚はあるだろうか?

 

医師だったら、気休めでも、必ず治してあげますよ。ってセリフだろうが。絶対に治らないと宣言する医師はこれで3回だ。珍しくもないか。だけど、

 

背中を押すんじゃないよ。脳梗塞の上に骨折でしかも圧迫骨折三回目、この間もかかりつけの医師にこのままでは、背骨の繋ぎ目は一気につぶれると脅されたばかりだ。私の親族はほとんどが40代、50代で脳梗塞を発症しているし、背中が丸い。母も晩年は辛かっただろう。母の姿が過ぎったとき、医師の前で泣いてあげればよかった。

 

私は自分のことにあまり真面目ではない、どうにもならない事に抗うことが面倒なんだ。

 

だけど、9歳上の夫がうろたえて、少しでも起き上がると、手を貸しに走って来る。

手は使えるのに、トレイで食事を運んで来てくれる。自分で食べると言っても、食べさせようとする。いや、のろけではないですよ。

 

主人は料理がまったくできない。お湯もろくろく沸かせない。湯呑み一杯のお茶を入れるのに、何度言ってもヤカンになみなみと水を満たす。いつまでたってもお茶すらこない。

私は当然分かってますよ、何十年も共に過ごしていますから。

 

2日我慢して、それから私たちは、カロリーコントロールの宅配の弁当を1日2食食べる日々になりました。夫もついでに塩分をコントロールしたらげっそり頬がこけてしまいました。

 

買い物も彼には難しい。美味しい食材ばかり選ぶ。どんな金もちが、朝っぱらから国産の鰻を食べてるかな?

 

「ちゃんと選んで買ってきたから、いつもより美味しいでしょ」

はいはい、芳しゅうございます。幾らしたの?

「うわー、6700円だって、二匹じゃないよ、一匹だよ。え、何でこんなに高いの」

 

つまり、家事が超できない夫を抱えている私は、骨折と脳梗塞から3週間で復活して、軽い家事はこなしています。じゃないと、1か月の食費は1週間持ちそうもない。気がつけば、ゴミ屋敷に寝ている始末です。

 

たしかに私は治りにくい病気を3つも抱えている。何年も大変な思いをしているが、医者のあんたに太鼓判を押されたら、高い注射をこれから2年間も続ける自信がない。あの男のお世話をしながら生きる自信が持てない。はじめて、自分から進んで治療を続けて治してみようと思った矢先だ。

 

「そんな薬があるなら、僕も知りたい。沢山の患者さんがいるけど、誰ひとり改善してないから」

私にパンフレットか説明書を持って来いとは、よく恥ずかしげもなく言えたものだ。

 

医師なら自分で調べるものだ。医師でさえ、こんなレベルになってしまった日本。

そうだ、男はみんなクズだと高嶋ちさ子さんが高笑いしていたよなあ。たしかに、そんなセリフを吐いたのは男性だ。

 

八つ当たりしてやる。女房に感謝せよ、毎日フルタイムで、仕事をしてきたのは同じだけど、毎日欠かさず二回は食事を提供し、掃除に洗濯。

怒ることもない私にぶつける不平不満。いいかげんに大人になってくれないかなと思う人生だったが、すでに老人になっている。

 

『なんだってこんなに暑いんだ。こっちの身がもたない』って、身がもたないのはこちらの方だ。

 

あの医師たちも、ナースの前ではヘラヘラ笑って機嫌をとったり、いきなり叱りとばしたり、威張るんだろうなあ。嫌だなあ、嫌な世の中になったなあ。

 

最近軽く鬱きみで、ブログすら手につかなかっのです。今日また、大学病院の医師にガンと殴られてしまった。大人になった私は喧嘩もしないんだけどね。疲れちゃうからブログ更新、八つ当たりしました。