ふたご座は、おうし座の角の先にカストルとポルックスを探します。2つ並んでいますから、見つけられると思います。王道12星座のひとつです。
ふたご座流星群の輻射点があるので、たびたび見上げますが、ふたご座の全景は見つけにくいものです。流星群としても、極大日の数からして、ペルセウス流星群が有名ですから、いまひとつ、縁が薄い星座です。
【ふたご座の星団】
M35がカストルのつま先辺りにぼんやり見えるかもしれません。5等級、6等級の星が集まっていますから、目がいい方なら、ぼんやり見えます。
郊外の空なら見えるかも知れません。
北の空には新しく星座に加った鳩座とか、ちょうこくしつ座とか、暗い星座が幾つかあります。
望遠鏡で、天体観測をするなら、まだ惑星状星雲や、散開星雲など、見所もたくさんあるのですが、私は肉眼で美しい星空を見上げていますので、冬の星座はここまでにしておきます。次は春の星座です。
【ギリシャ神話のふたご座】
カストルとポルックスのふたごの兄弟は、父親をオオカミゼウスに持ち武勇に優れていました。ポルックスは父親の血を継いで不死身でした。戦場でカストルは流れ矢にあたり死んでしまいます。カストルはゼウスに、ポルックスと一緒に死にたいと願い出て、許され、共に天に昇りました。
私も誕生日が5月でふたご座、空を見上げると、探してしまいます。左右対称の星座は、目立ちませんが、一度見つけてると、意外に見つけやすいです。