みずがめ座は王道12星座のひとつですが、形をすぐに思い出すことが難しい、印象に残らない星座です。みずがめを持つ少年の星座です。まず南のうお座のフォーマルハウトを探します。フォーマルハウトならあたりに明るい星がないのですぐにみつかります。そこから一つずつ星座線をたどります。私は全部辿れたことはないと思います。
【みずがめ座の星雲、星団】
M天体が２つあります。どちらも球状星団で、M2と、M72です。M2は大きな球状星団ですから、双眼鏡を向けてみて下さい。やはり全体的に地味な星座です。
【みずがめ座の神話】
大神ゼウスお気に入りの美少年。ガニメデがお酒の瓶を抱えています。ゼウスの酒の相手をしているのだそうです。
やぎ座
黄道12星座のひとつです。頭の部分にアルファ星アルゲディは肉眼で確認できる二重星として、よく知られています。星が少ない暗いところにありますから、案外見つけやすいです。
上半身がやぎ、下半身が魚の形をしています。逆三角形の大きな星座です。
【みずがめ座とやぎ座の流星群】
みずがめ座η流星群とδ流星群があります。η流星群の母星はハレー彗星です。5月のゴールデンウィーク頃に見られます。1時間に10個ほど観測できます。みずがめ座δ流星群は7月28日ころに極大日となります。流星の数は少ないのですが、火球が見られることがあります。マッツホルツ彗星が母星です。
やぎ座流星群は7月末頃に極大日ですが、こちらも数が少なく、輻射てんから離れた場所で見られます。
夏ですし、危険がない場所に寝転がって観るのもいいですね。明け方は冷え込むこともありますので、暖かくして観測しましょう。
【やぎ座の星雲、星団】
M30の球状星団があります。そのほかにNGC天体がひとつ。あとは、特徴的な天体はないようです。
【やぎ座の神話】
ひつじ飼いのパーンがモデルです。
