焦りました。昼までは、引っ越し準備で、70サイズの小さな箱に、生地や下着、タオルなどの軽いものを詰め込んだけ。ガムテープを貼る時に、ちょいと重くて痛い感じがしたので、昼食を食べて1時間ほど休んだら、なんと、ベッドから立ち上がるのに苦労しました。
筋力が足りないのか、はたまた昨日調子に乗って歩き過ぎたか。大事をとって、鎮痛剤を服用、夕食の時間までベッドで過ごしました。
若干の焦りと、罪悪感。なんで罪悪感を感じるのかわからない。5時からは、冷凍しておいたイカを解凍して、皮を剥いだり、内臓を出す下処理をシンクの縁に肘をついて、支えながらこなした。イカの輪切りとゲソをコンソメとトマト、玉ねぎのミジン切りで煮込んで完成。なかなかいい味に出来て、ほっとしました。
ひさびさにに良い豆腐が手に入ったので、冷や奴で食べます。しかし、薬味のネギは刻めたのに、生姜は身体を支えながらだと、すりおろせない、これは、計算外でした。
我が家の5歳児(夫)に、さっそく突っ込まれた。「冷奴は薬味が肝心なんだよ」
何十年夫婦をやっているのか、いつもなら、茗荷ものせてあるでしょうに。なぜ薬味が少ないのか、少しは考えてから口を聞いた方がいい。
でも、諦めた。言っても、薬味が少ないのは事実です。だけど、私が寝込んだら、お惣菜とお弁当だけだった。我慢できなくなり、なんとか料理を始めたのだ。感謝して欲しいが、もう、すっかり治ったと安心し切っている。
私は階段をよじ登り、洗濯も干せるようになった。40年のうちの1カ月半位かなあ、家事が出来なくなったこと。夫は疲れ切り、死んだような顔をしていた。今はまるで糸が切れた凧のように、お客様宅を回って、夜8時頃に帰宅。
まあ、いいさ、もうすぐ里に帰る。年金生活になったら、最低限の料理をしっかり指導しよう。どちらが先に倒れるかわからない。もう甘やかさないと、心に思うのです。哀れな老人にはしたくない。しっかり生きて欲しいですからね。