azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

夫の手料理

こんにちは、また腰痛が改善されずに焦ります。我が家で1番困っているのは食事です。

私は基本、料理が好きです。食べたいものは、自分でつくる。はなから家庭料理では太刀打ち出来ないものは、食べに行きます。

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夫は一流の批評家で、辛口です。すごく美味しいお蕎麦に、風味がないと言ったり、テキトーなんだなと察しはついています。

でも、結婚前はデートのたびに名店と言われる場所に食べ歩きに連れて行ってもらいました。

 

あれね、私に美味しい物を食べさせておけば、家でも作れるようになるって、投資している気分だったと、後から言っていましたけど。

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そして、寝込んで1ヶ月を過ぎた頃、さすがに店屋物と惣菜では我慢の限界で、夫はまだ余裕でコンビニ弁当を食べたりしていました。

私は瓶詰めの、海苔でお茶漬けや、鮭瓶、南高梅なんて、シンプルな食事をしています。

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昨日の夕食は、シンクに掴まりながら、鶏南蛮を作り、大皿は持てないので銘々のお皿で出したのです。すると、タルタルの野菜はもう少し細かく刻んでと、驚くようなご発言、イラッとします。我慢我慢。久しぶりの手料理はよほど美味しかったらしく、明日の昼に野菜にかけようと思っていたタレまで舐めたように無くなっていました。

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「明日はオレが作るから、無理しないでね」

と、誠に珍しいことを言っていました。

昨夜、夜8時に帰宅すると、台所でジャガイモを茹でておりました。すると、丸ごと、皮付きのジャガイモが皿に乗せられて出て来ました。横にはナイフとフォークがセットされて『召し上がれ』と来ました。

 

「バター、上げようか? トマト切る? 」

いつも言っていますが、結婚40年、夫の手料理はポテトサラダオンリー、その昔、このサラダに感激し、褒めてあげてから、これだけはたまに作ってくれる。おそらく、仕事でかなりくたびれでいる。本来なら定年退職をとっくにしている歳なのだ。一日中働いて、女房の世話なんて、辛すぎる。

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そう考えると、世界一貴重な茹でポテト、ボイルドポテトではないか「たまにはシンプルで美味しいね、パンにバテのように広げて、マヨネーズを乗せて焼いてみて」

「本当だ、ちょっと焦げたところが美味しいね」5歳児が得意顔です。あーこれだ、自業自得、甘やかしすぎて、こんな歳になってしまった。

 

シンクに掴まりながらでも、食事は美味しく食べて貰いたい。互いに白髪になった。こんな事で寂しい思いや悲しい思いをさせられない。

しかし、夫は一度でもそんな風に考えた事があるだろうか。わずかな疑念が湧きます。

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