昨夜の奈留島は雷雲が立ち込め、眠れないほどの轟音と稲光で、海が明るく光っていました。小島の落雷はまさに縦横無尽、でも眠気に負けて、外には出ませんでした。次は今日かもしれない。落雷を写したいなあ。
そんな訳で、5日ほどは雨の予報です。昨日はマメゾウショップも定期日だったので、岬の突端まで行ってきました。地名が楽古尻(ラッコシリ)バス停に書かれた名前が可愛いくて、思わず笑みが、しかも、バス停のベンチにはチャトラが寝そべっておくつろぎのご様子でした。
岬の突端を目指したのは、魚の様子を見に出かけたのです。相ノ浦湾の中は、何年かかけて、護岸工事をした影響と、潮の流れが変わってしまい、魚が獲れなくなりました。漁師も、漁船も少なくなって、もはや港町の賑わいはありません。
昨日もスーパーで、立ち話が聞こえて来ました。「さんまが食べたい、鯵もないの? 干物もないなんて、どうなってるんだい」
「家のところじゃ、息子が朝漁に出たけど、空船で帰って来たったい」
えー? いないと言っても、島で食べる魚くらいは、どこで釣り糸を垂れてもいるはず。
それな。外海のところまで見に行こうと、足を伸ばしました。楽古尻の防波堤を見て回るも、魚の影さえ見ません。まだ家の前の大瀬の方が、小魚の群れがいるだけマシな感じです。
ガソリンや、灯油代も値上がりして、漁船を出すのも大変です。1番にやらなきゃならないのは、豊かな海を取り戻すことじゃないのかなぁ、仕事を作る為に公共事業を増やす対策も大事だけど、この島に漁業を取り戻して欲しい。
魚食べたいですよね。マグロの刺身もあるにはあるけど、東京のスーパーの方が鮮度もいいし、価格も安い。四方を海に囲まれているのに、深刻な問題です。これも地球温暖化が原因? 食糧難の時代が現実に迫っているってこと? 世界中で、大幅に食料事情を見直して、輸入ルートを確保しないと、大変ない飢饉がやって来るって、現実に見えています。