離島暮らしも慣れて来たようです。お店を始めたのも正解。町から離れた田舎でも、たまに誰かしらが尋ねて来てくれます。
都会の暮らしでは、玄関も鍵をかけていたので、よく知っている近所の人でもいきなり入って来ることはありませんでした。
奈留島では「こんにちは」と言いながら、すでに玄関の中にいます。確かにみんなバタバタ走り回るわけが分かりました。
ちょっと返事が遅れると「あれ、いないかな」と、後ろ姿です。駆けつけないと帰ってしまう。
最近は「はーい、はーい」と叫びながら駆けつけるようになりました。田舎はのんびりは嘘です。皆んな日々の仕事に追われてます。
でも毎日訪ねて来る人がいて、何かしら差し入れがあります。こちらも仕事の合間に差し入れ用のおやつや食材を用意します。ああ、島の人たち、お裾分けのやりとりも大変。
嬉しさが勝るけど。