azamiの趣味 離島生活

きしべのあざみ この頃の趣味

新年の抱負と愚痴三昧

お正月も飽きてきました。のんびり過ごす機会がない我が家では、夫は我慢に我慢を重ね、二日間休みました。三日から仕事に行きました。

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三が日くらい休めばいいのに。

でも、バリバリ仕事はしません。のんびりと働きます。仕事があるだけで満足、安心なのです。見ている周囲は、イライラしますが、そんな男です。

 

本人はいたって真面目、時間が測れないか、流れている時間の速度が桁違いに遅いのです。

あっと言う間に夜になってしまうようです。

若かりし頃は、サラリーマンでしたが、毎日遅刻するし、人と接することで、ストレスは抱え込むし、一年じゅう胃が痛む。

 

そんなことでは、心も体も壊してしまうと、私がドクターストップをかけて、仕事を用意してから、辞めて自由に働くように名刺とチラシを渡しました。少しは抵抗するかと思ったら、さっさと退職して、用意してあった自営業のチラシ配りを初めて、少しずつ顧客を増やして来ました。こんな男が存在することが信じられない。本当にご機嫌で、嬉しそうに女房が敷いたレールにシフトチェンジしてしまった。

 

三年ほど過ぎると、忙しくなって来たので、新規顧客を断ってしまうし、ホームページも閉めてしまうし、一人で出来なくなったらアルバイトでも募集すればいいのに、顧客を断る放れ技。

 

でも、私はフルタイム残業付きで通勤していたし、夫の収入をあてには出来ないので、なんとか自立をしていました。休みには、夫の仕事に付いて行きました。

 

すると、奴は逃げて姿をくらまします。夕方戻って来て『腹が痛くなってさ、うん、もう大丈夫だよ、凄いね、一人で仕上げたの? 君しか出来ないよ』呆れる。

だから、私は夫の仕事に関わらないと決めました。二人なら、一人こけても生きてゆける。

 

夫は健康な体を取り戻し、現在は若かりし頃より元気で、私の方が病気がちになってしまいました。通算すれば、今や夫の方が労働時間は長くなっているかも知れません。

 

人生って本当に分からない。夫はまだ老人の意識はなく、10年先まで計画しているようです。

『鶴も千年、亀も千年』

『馬も百里、牛も百里』

母は私を慰めてくれた。

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どうでもいいことです。元気で暮らしておくれ。私は自分の趣味に向き合うことで、夫の仕事にはノータッチ‥‥‥な訳がない。

 

夫が将来の夢を語るのを聞いていると、製造過程でも、事務処理でも、私が関わるように計画に組み込まれています。

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これはあんたが出来るから、問題ない!

帳簿は任せておける。

パッケージデザインは任せる。

このテキスト読めば? 役に立つよ!

 

 

『なにも止めないから、勝手にすべて自分で完結させること』

何回も言っているのに、当てにされているのです。

 

あー、逃げないと、すべてやらされる!

でも、ここに来て、甥の存在を思い出したようです。甥は障害があり、仕事を三年前に退職。今は療養中ですが、きっと巻きこむ心積もりです。

 

無理だって、いや、いいかも、なんとか、一挙両得に化けるかも知れません。甥が病を完治させて、仕事もやがて出来るようになる。夫は自分にも、他人にも優しい。自信を無くした彼も、夫ののんびりしたペースにやられるかも。正月からマイペースで昨年の暮れまでの仕事を、年が明けた今頃やっているのです。

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年が明けたのにも気付いてないかも知れません。

素晴らしい、私には絶対に出来ません。

顧客はほとんど最初のまま、離れて行きません。みんな20年も仕事を依頼して来ます。

これも特殊能力ですよね『人たらし』の才能があります。

 

ごめんなさい、寒くてはかどらなかった。明日に持ち越しちゃった。

 

明日は新年ですが、大晦日にお詫びの電話をたくさんしていました。いったい、出来た仕事はあるのだろうか?

 

夫は夕食を食べると、早々と寝息を立ています。ハァー呑気だねぇ♪

自分のことはまったくわかりませんが、夫の老後の暮らしぶりは手に取るようにわかります。

 

一人では生きられないのは承知で、私の健康に異常があれば、恐ろしいくらい過剰反応します。自分のことのように心配して、すぐに食欲をなくし、隣りに布団を敷いて寝込む始末です。私はなんとか起き上がり、夫の看病をせざるを得ない。

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新しい年が始まったことは理解しているようで、新しいユニホームを着て出て行ったのを

見て、安堵する私です。

 

どうなることやら、私も退職したので、夫の時間に合わせることになりました。

好きな趣味を好きなように。

夫はずっと仕事を趣味のようにやって来ました。これは楽チンだ。なるほど、時間は日が昇ってから沈むまで。

 

今年からは、こんな時間を共有します。

今は先を走るうさぎが夫で、よちよち従う私が亀。人生は長生きするほど面白い。

新年の戯言、お聞き頂き、ありがとうございます。

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